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ステンレス高騰追い風に増収増益  門倉剪断工業    今期売上高は150億円超見込む


 鉄鋼切断加工メーカーの株式会社門倉剪断工業(鞍手郡鞍手町、門倉治社長)の2007年2月期決算は、売上高が135億5,000万円で前期比6.3%増、経常利益が9億3,100万円で同26.0%増、当期純利益は4億7,400万円で同74.6%増の増収増益だった。
 中国などでの需要増を背景に、ステンレスのスクラップ価格が2倍近くに急騰するなど販売単価がアップ。また昨年稼動した新工場で機械加工の受注が伸びたことが増収要因となった。利益面では、前々期から新工場の投資負担が続いているが、増収に伴って経常利益・当期純利益ともに増益となった。機械加工部門は順調に事業を拡大、今期は子会社の株式会社若松メカニクスで新工場の稼動を予定しており、売上高は150億円から155億円を見込んでいるという。
 同社は1971年設立、資本金は9,980万円、従業員数は230人、本社工場など6工場、8社の関連会社を持っている。