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ステップアップ助成の最優秀賞を発表 　福岡市　　　 グルー、スペースＲデザインの２社

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　福岡市経済観光文化局新産業・立地推進部は１１月２７日、成長性の高いベンチャー企業を助成する今年度の対象企業を発表し、最優秀賞をソフトウェア開発のグルー株式会社と不動産コンサルのスペースＲデザインが受賞した。
　「福岡市ステップアップ助成事業」は創業者のビジネスプランを審査し、上限１００万円の補助金を交付するもの。創業１０年以内が対象で、今回で９回目。最優秀賞を受賞したグルー株式会社（福岡市中央区舞鶴１丁目、迫田孝太社長）は２０１１年７月に創業したオンライン上での動画技術を開発する企業。ホームページや通販サイトに動画機能を導入することで、消費者と企業側が簡単にビデオチャットできるシステム「Glue Support（通称グルサポ）」を評価した。また、株式会社スペースＲデザイン（同区大名２丁目、吉原勝己社長）は０８年４月に創業し、オフィスビル天神パークビル（同）などのリノベーションを手掛ける不動産コンサル。経年賃貸ビルを、古い建物ならではの価値を掘り起こし、「ビンテージビル」として再商品化することで、今後のまちづくりに生かすための「ビンテージビル創出事業」を評価した。そのほか、奨励賞にＰＲコンサルの株式会社ＴＭエンタープライズ（同市博多区博多駅前２杉本尚丈社長）、ソーラー電子製造の株式会社パナックスメディア（同市南区大楠２丁目、甲斐久幸社長）、株式会社アジアン・マーケット（同市中央区高砂１丁目、安武一征社長）が受賞した。