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ジャスダックに株式を上場   日本和装ホールディングス   今期は増収増益へ


 受講料無料の着付け教室を全国で展開する日本和装ホールディングス株式会社(福岡市中央区大名2丁目、吉田重久社長)は、9月8日、ジャスダック市場に株式を上場した。
 無料の着付け教室「日本和装」の社会的な知名度、信用度アップが狙い。公募価格は10万円で、初値は18万3,000円となった。主幹事証券会社は野村證券。同社は、全国315カ所で女性を対象にした4カ月間の無料着付け教室「日本和装」を展開。着物・帯などのメーカー・卸業者と契約し、受講者に商品を紹介する仲介業務を手掛け、契約企業からの広告収入や販促事業の手数料によって受講料無料の教室を展開する独自のビジネスを確立。今期は、未進出地域3カ所に拠点開設を計画、さらに教室設備拡充や新形態の教室展開で、07年4月期決算で、売上高が66億1,400万円で前期比13.2%増、経常利益が11億6,800万円で同9.9%増の増収増益を見込んでいる。
 吉田社長は「2009年までには47都道府県全てに拠点を開設し、地域の細かなエリアまで教室展開したい。さらに、質の高い依・食・住の生活提案も手掛けていきたい」と話している。
 同社は1984年3月創業、1986年7月設立、資本金は4億5,807万7,954円。従業員数は158人(講師は366人)。
 吉田社長は福岡市出身、1962年11月8日生まれの43歳。福岡大学商学部卒業、趣味は読書。