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シンガポールに100%出資現地法人 welzo


週刊経済2025年7月2日発行号

海外2拠点目

園芸資材、農業用肥料、飼肥料原料など園芸、農業専門商社の㈱welzo(福岡市博多区博多駅東1丁目、金尾佳文社長、以下ウェルゾ)は6月2日、シンガポールにマーケティングや作物、飼肥料原料などの輸出入事業を手掛ける100%出資の現地法人を設立した。

海外からの飼肥料原料などの仕入網拡大を図る目的で、東南アジア市場の成長性に着目し、金融など国際的なネットワークを持ち、ASEANへの利便性も良いシンガポールに拠点を設けた。海外拠点は、中国・山東省でペットケア用品の輸入販売業などに携わる「青島佳特農業開発有限公司」に次ぐ2拠点目。社名は「welzo Singapore PTE.LTD.」で、場所はオフィス街のロビンソンロード沿いにあるオフィスビル「80 ロビンソンロード」。同国に加え、タイやインドネシア、マレーシアなど東南アジア諸国の市場特性や消費者動向を踏まえたマーケティング戦略の立案・実行、農作物や飼肥料原料、ペット用品の輸出入業務、現地企業や行政などとのパートナーシップ構築とサプライチェーンの最適化、現地人材の採用と育成の業務を展開していく。DIRECTORとして山村尚文氏が駐在する。金尾社長は「シンガポールの食料自給率向上など農業に関する諸問題の解決に貢献し、設立5年目以内の黒字化を目指す」と話している。