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シンガポールで不動産事業スタート 　 オフィスネットワーク　　　現地企業を吸収

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　オフィス仲介業のオフィスネットワーク株式会社（博多区博多駅前3丁目、増本徹雄社長）は、7月1日からシンガポールで不動産事業を開始した。
　同社は、昨年12月、シンガポール中心地に寿司料理店「天勺（てんじゃく）」の出店を契機に、1、2年後に不動産事業へ参入する計画で現地調査や情報収集を進めてきた。今回、現地で日系不動産会社・フリックエステート＆マーケティングサービス（山本一之社長）と事業の方向性が一致したことから、同会社を吸収する形で、予定より前倒しで現地事業をスタートさせた。山本前社長を支店長に迎え、業務、社員を引き継ぐ。今後は、従来の日本法人向けの住宅賃貸業に加え、投資案件、オーナー向けの物件を取り扱っていく方針。増本社長は「現地事業を始めるまで時間がかかると思っていたが、早いスタートを切ることができた。今後は弊社の香港支店と連動し、アジアでの不動産事業に力を入れていきたい」と話している。

　博多区の2カ所で貸会議室の募集開始

　また同社は、7月1日から博多区2カ所の自社貸会議室の募集を開始した。
　これはホームページのリニューアルに伴い、貸会議室の募集機能を充実させ、募集強化を図っていくもの。　　
　対象となるのは、博多区博多駅中央街4丁目「ユーコウビル」の24人収容会議室、また、本社事務所のある同区博多駅前3丁目の「第2福岡ONビル」の14人収容会議室の2カ所。今後は、オフィスビルオーナーに空き物件の会議室利用を提案し、募集や運営管理を同社が手掛けていく方針。増本社長は「ホームページをリニューアルし、今後は不動産に関する情報を充実させ、便利な情報サイトとしてアクセス数を伸ばしていきたい」と話している。
　同社は1990年11月設立、資本金3,758万円。従業員数41人。
　増本社長は北九州市八幡西区出身。1960年1月16日生まれの46歳。福岡市立博多工業高校卒。趣味はゴルフ、読書。