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サステナビリティボンド(私募債)30億円を発行 九州リースサービス


週刊経済2023年12月26日発行号

資金使途を環境改善効果のある事業投資に限定

総合リースの㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)は12月12日、資金使途を環境改善効果のある事業や社会課題の解決に資する事業に限定した私募債(サステナビリティボンド)を発行した。
発行額は30億円。引受先は日本政策投資銀行。期間は10年。資金使途は同社グループで取り組む太陽光発電事業や取引先の太陽光発電設備、医療機器および高齢者向け施設などのリース物件の購入資金。㈱日本格付研究所によるサステナビリティボンド評価において最高評価であるSU1を付与されている。
サステナビリティボンドは、環境問題や社会課題の双方の解決に資する事業に資金使途を限定した債券等であり、①調達資金の使途がサステナビリティプロジェクト(環境改善効果のある事業や社会課題の解決に資する事業)に限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③発行後のレポーティングを通じ透明性が確保されたもの。
九州リースサービスは、中期経営計画「共創2024 ~ Challenge for the Future ~」において「環境関連分野への取組強化」を掲げ、より環境面に寄与する事業に注力するとともに環境関連営業資産の拡大を通じて、企業の脱炭素化に向けた取り組みや環境負担低減の活動支援に取り組んでいる。同社では「事業を通じて地域における低炭素・脱炭素社会の実現や社会課題の解決に取り組み、地域経済の発展と持続可能な社会の実現にも貢献していきたい」としている。