NEWS
コミュニティナース都市型モデルの新拠点 西部ガスと島根県のCNC
Tag:
週刊経済2025年6月4日発行号
まちの保健室「たねばこ」
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)とコミュニティーナース(※)育成・活動支援の㈱CNC(島根県雲南市、矢田明子社長)は6月3日、福岡市中央区梅光園1丁目にコミュニティナース都市型モデルの新拠点・まちの保健室「たねばこ」を開設する。
両社は九州地区における健康的なまちづくりを推進することを目的として2020年3月に業務協力協定を締結し、これまで「さざんぴあ博多」や「日の里団地」での活動を通じて地域福祉の知見を積み上げてきた。今回の「たねばこ」では、健康相談や各種交流イベントの開催などを通じて地域との繋がりを深めるとともに、地域の課題やニーズを発見し、暮らしに寄り添った新たなサービスの創出にもつなげていく。具体的な活動内容は、健康相談や育児・介護相談、心のお悩み相談・血圧測定・各種イベントの開催・喫茶運営による交流の場づくりなど。開館時間は月・火・木・金曜日が午前10時~午後5時。土・日曜は不定期。利用対象者は誰でも自由。両社は「地域住民のつながり創出や都市部ならではの子育てや健康に関する課題解決に貢献したい」としている。
※コミュニティナースとは「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得てCNCが独自に提唱・普及してきたコンセプト(商標取得済)。職業や資格ではなく、誰もが実践できる行為・あり方で、日常的に住民と接することにより、普段から健康意識を高めるアプローチや病気の早期発見、医療や福祉、行政機関への橋渡しなどをする。