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コネクトスクエア博多がグッドデザイン賞受賞 JR九州など


週刊経済2025年10月29日発行号

都市の回遊性向上などが高評価

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は10月15日、福岡地所㈱(福岡市、榎本一郎社長)や㈱麻生(同市、麻生巌社長と所有・管理する同区博多駅東1丁目のオフィスビル「コネクトスクエア博多」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

同賞は1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。今回、コネクトスクエア博多は①博多駅前のオフィスビルで、ピロティ広場が街角に開かれ、都市の回遊性を向上②凹型曲面のアルミパネルとカーテンウォールのファサードが印象的で、時間の変化に伴う陰影を生み出す③縦方向に分節された外装がデザインに動きを与えていることが評価された。なお、共同受賞企業として㈱久米設計(東京都、井上宏社長)、㈱俊設計(福岡市、吉田俊文代表取締役)、前田建設工業㈱(東京都、前田操治社長)が名を連ねている。

コネクトスクエア博多は敷地面積が2690㎡。建物は鉄骨造り・一部鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上12階・地下1階建て。延べ床面積が2万1442㎡。設計をシュミット・ハマー・ラッセン・アーキテクツ、設計管理を久米設計・俊設計・前田建設工業共同企業体、施工を前田建設工業・九鉄工業・旭工務店 建設工事共同企業体が担った。