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ゲル状脱毛治療薬を開発  城西クリニック福岡    聖マリアンナ医科大と共同で


 頭髪治療専門の医療法人社団 城西クリニック福岡(福岡市中央区天神1丁目、小西さわ子院長)は、ゲル(吸水性高分子素材)タイプの脱毛症治療薬「ミノキシジルゲル」を共同開発し、6月23日から処方を開始した。
 これは関連研究施設のNPO法人毛髪医学研究会と聖マリアンナ医科大学の井上肇準教授との共同で開発したもの。高血圧症治療薬として使用されているミノキシジルは、全身の多毛症を引き起こすとこから脱毛症治療の外用液として国内の製薬会社が商品化しているもので、柔軟性と弾力性のあるゲルタイプを同院などが世界で初めて開発したという。従来の液状のように流れ落ちることがなく、患部への滞留時間も長いのが特徴。遺伝や男性ホルモンの影響で起こる男性型脱毛症による発毛、育毛が期待でき、前頭部の生え際が薄い患者に対し処方をする方針。