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キョクレイ商事に協調融資を実施 日本公庫八幡支店


週刊経済2021年9月14日発行

西日本シティ銀と連携

㈱日本政策金融公庫八幡支店(北九州市八幡西区黒崎3丁目、西原和昭支店長兼国民生活事業統轄)国民生活事業は9月1日、西日本シティ銀行芦屋支店と連携し、オーダーメイドソフトクリームミックス製造の㈱キョクレイ商事(遠賀郡芦屋町、太田素歳社長)に協調融資を実施した。

同社はご当地食材を使用したオーダーメイドによるソフトクリームミックスを製造し、全国の商業施設などに納品。食材の香りと生乳ソフトの滑らかさが調和した高品質のソフトクリームミックスを多品種・小ロット手法で生産している。今回の融資は新型コロナウイルス感染症長期化による影響を考慮し、財務体質強化を支援することで新たなオーダーメイド商品開発を継続するのが目的。

協調融資の資金名は「新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)」。新型コロナ禍の影響で一時的な業績悪化を来しつつも中長期的に業況が回復し発展が見込まれる事業者を対象としている。同制度適用による債務は金融検査上、自己資本とみなすことができるほか、他の債務と比べて劣後する(返済順位が低い)ため、民間金融機関からの新規融資促進につながるという。融資限度額は7200万円で、返済期間は5年1カ月、10年、20年のいずれか(期限一括償還)。なお、担保は無担保。  キョクレイ商事は2001年12月に設立。資本金は2千万円、従業員数は7人。