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キャナル隣ビル1、2階でホステル開業  東京のBIJ    コワーキングスペース併設


 再生可能エネルギー事業などを手がける株式会社BIJ(東京都、木地貴雄社長)は3月3日、福岡市博多区祇園町に外国人が長期滞在するための宿泊施設をオープンする。
 はかた駅前通り沿い、キャナルシティ博多北東側の第一プリンスビルの1、2階に入居。外国では一般的だが国内では少ない、「ホステル」と呼ばれる素泊まりが基本の宿泊施設。同社が市内に開発するのは、昨年8月にオープンした中洲川端商店街内の施設に続き、2カ所目。前回同様、客室や1階のダイニングカフェには九州大学のほか、ソニーなどから提供された最先端のIoT(情報通信システム)デバイスを取り付ける「スマートホステル」がコンセプトで、利用者の声を企業側にフィードバックする。
 「The Life」の延べ床面積は634平方m。1階は受付とダイニングカフェ、2階が宿泊スペースで、宿泊定員は132人。価格帯などは未定だが、一般的なホテルよりも価格を抑える。地場旅行業の株式会社Free Spirit Japan(福岡市中央区六本松3丁目、安河内浩之社長)が運営を手がける。同社では「1カ所目の施設の稼働状況は順調に推移している。地下鉄新駅もできるため、高い集客力を期待している」と話している。
 BIJは2005年設立。資本金は7000万円。東証二部上場の株式会社インターアクション(東京都、木地英雄社長)の関連会社。