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オープンイノベーションの受賞企業を発表  QTnet


最優秀賞はjectの「SmartDoc」

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は9月8日、新たな事業を共創するオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU(つなぐ)」の受賞者発表会を開催し、最優秀賞には営業活動を効率化するSalesTech領域のSaaS事業を展開するject㈱(東京都世田谷区、茨木雄太社長)の「SmartDoc」を選出した。
同プログラムは、スタートアップ企業を中心にさまざまな分野の優れた事業アイデアを募集し、QTnetのリソースと組み合わせ新たな事業を共創することを目指し開始したもの。今年4月24日に始動した第1弾では、全国から56件のアイデア応募があり、複数回にわたる審査の結果、最終的に5件の受賞企業を決定した。QTnetでは今後、受賞企業との協業や事業支援などの検討を進め、新たな事業の創出を目指す。
今回、最優秀賞を受賞したJectのアイデア「マーケティング・セールスの質を高める“ひみつ道具”『SmartDoc』」は、昨今のデジタルを活用した効率化が求められる営業業務において、営業活動の属人化を解消する画期的なITツールであり、将来的に商談創出の自動化を支援する機能の開発も期待されているという。また、QTnetとの共創シナジーでツールのさらなる進化・改善も可能であると考え、最優秀賞に選んだ。
他の受賞者は次の通り。
▼優秀賞(2件) ㈱HAB&Co.(大分市、森祐太代表取締役)のオンラインイベント運営支援システム「CASTON」、㈱mobby ride(福岡市中央区、日向諒代表取締役)のシェア型電動マイクロモビリティサービス「mobby」▼YOKAプロ特別賞(2件) ㈱ビーブリッジ(東京都千代田区、野崎良博代表取締役)のARナビゲーションを活用した「その土地ならではのお土産・体験」と出会える新しい観光提案「souveni」、㈱ラック(東京都千代田区、西本逸郎社長)の遠隔物理操作ゲームプラットフォーム「dxSports」

2020年9月15日発行