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アメリカ・ニューヨークに現地法人設立 フェリクス


週刊経済2025年10月15日発行号

初の海外拠点

酸化脂質やフェロトーシスと呼ばれる細胞死をターゲットにした創薬の㈱フェリクス(久留米市百年公園、國信健一郎社長)は8月29日、ニューヨークに海外法人を設立した。

同社が開発する早産児の失明予防薬はアメリカでの発売を予定しており、それに伴う事業拡大と資金調達の円滑化を図るもの。名称は「FELIQS.Inc」で初の海外拠点となる。代表である國信社長は日本拠点に駐在。現地従業員は事務、製造、臨床担当など計8人。また、同社は10月中旬に現地での開発品目の臨床試験を控えている。國信社長は「将来的には医薬品販売を見据え、親会社への転換も考えている」と話している。

同社は2019年2月設立。資本金は6億7550万円。決算期は12月。