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アジア貢献賞に有光武元、松本敏秀両氏と1団体 西日本国際財団


アジアKids大賞に2団体を選定

公益財団法人西日本国際財団(理事長・久保田勇夫㈱西日本シティ銀行会長)は、第20回「アジア貢献賞」にフィリピンで教育・貧困・災害などの支援を展開する北九州市の有光武元(たけちか)氏など2氏・1団体、第14回「アジアKids大賞」にアジア各国で青少年の国際人育成に取り組む能古島青少年育成協会(福岡市、伊高哲郎代表)など2団体に決定し、3月7日に福岡市博多区のホテル日航福岡で表彰式を開催する。
このほかアジア貢献賞を受賞したのは、大分工業高等専門学校足踏みミシンボランティア部(大分市、田中孝典代表)と福岡市の小児歯科医、松本敏秀氏。有光氏はフィリピンで学校図書館建設や奨学金制度の創設、ストリートチルドレンの収容施設の 井戸建設や農業などの支援活動を継続している。大分工業高等専門学校足踏みミシンボランティア部は大分県内外から寄贈された古いミシンを学生達が修理し、東南アジア諸国へ寄贈するとともに、現地にも技術指導に赴き交流を図っている。松本氏はミャンマーの貧困地区や少数民族を対象に、チャリティ歯科治療をはじめデンタルケアや健康指導など、地方を精力的に巡回している。
アジアKids大賞は能古島青少年育成協会のほか、ミャンマーへの「命の泉」井戸建設事業に協力している愛の泉保育園・愛の泉学童クラブ(沖縄市、金城キヨ子園長)が受賞した。また今回、アジア貢献賞創設20周年記念特別賞には東南アジア各国で国際協力・国際協力事業を継続してきた鹿児島市の弓場秋伸氏を選んだ。
同財団は1985年3月、西日本シティ銀行(旧西日本銀行)の普銀転換と創立40周年の記念事業として設立。2000年3月に設立15周年を記念してアジア貢献賞を、05年に同20周年を記念してアジアKids大賞を創設。毎年、九州・山口地域でアジアとの国際交流に貢献している団体・個人などを表彰している。

2019年2月19日発行