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ものづくり競技大会で銅賞と敢闘賞 九州職業能力開発大学校


全国大会出場枠を獲得

厚生労働省が所管し、ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、岡田龍雄校長)は8月1日から2日間、ものづくりの技術力を競う「第13回若年者ものづくり競技大会」に出場し、銅賞と敢闘賞を獲得した。
同大会は、ものづくり技能の向上と育成を目的に中央職業能力開発協会が毎年開催するもの。職業訓練開発施設や工業高校に通う20歳以下の生徒を対象に、「メカトロニクス」、「旋盤」、「電子回路組立て」など、15部門でその技能を競う。
このうち同大学校は、テーブルの上に金属を固定して刃物を回転させながら削る技能を競う「フライス盤」部門(34人出場)で銅賞を獲得した。上位3位までの入賞者は、11月末に開催され、20歳以上の社会人も出場する全国大会の出場枠が与えられ、同大学校の出場も決定した。また、工場の自動生産設備を模倣したモデルを使用して、調整やプログラミングを実施する「メカトロニクス職種」と、工作機械で金属を加工する技能を競う「旋盤職種」において3位の敢闘賞を獲得した。
岡田校長は「全国大会に出場する学生が功績を残せるよう、教育面からサポートしていきたい」と話している。

2018年8月14,21日合併号