ふくおかフィナンシャルグループと連携　東京のシェアフル

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週刊経済2025年9月17日発行号

人材市場拡大を目指す

スキマバイトアプリ「シェアフル」を運営するシェアフル㈱（東京都港区、横井聡社長）は８月１日、㈱ふくおかフィナンシャルグループ（ＦＦＧ、福岡市中央区大手門１丁目、五島久社長）傘下の福岡銀行、十八親和銀行、熊本銀行、ＦＦＧビジネスコンサルティングの４社と業務提携した。九州での金融機関との連携は初の試み。

少子高齢化による人材不足が深刻化する九州で、金融機関が持つ地元企業の情報を活用し、即戦力となる短期人材のマッチングを強化するもの。パーソルグループの一員として短期人材市場の拡大を狙う。ＦＦＧ傘下の４社は取引先企業から人材ニーズを収集し、シェアフルに提供する。その情報を基に求人をアプリ上へ掲載し、求職者と企業のマッチングを支援。企業は１日単位でのアルバイト採用が容易になり、求職者にはライフスタイルに合った働き方を選べる機会が広がる。掲載やマッチング結果はＦＦＧ側へフィードバックされ、サービス改善に役立てる。

同社は２０１９年にサービスを開始、首都圏を中心に成長。現在は全国に拡大し、累計１千万ダウンロードを突破している。物流、製造、サービス業など幅広い業種で利用され、履歴書や面接なしで即応募・即就業できる点が特徴と言う。