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うきは市の新工場を一部稼働 筑水キャニコム


週刊経済2021年6月22日発行

受注好調のため

農機具製造、販売の㈱筑水キャニコム(うきは市吉井町、包行良光社長)は7月、同市に今年9月完成を目指して建設中の新工場を一部稼働させる。
海外からの受注が好調なため、現工場で対応できない製造工程を新工場の一部で対応する。新工場の建設場所は同市と久留米市が新たに計画している、両市内にまたがる「久留米・うきは工業団地」内の一角。5万1700㎡の敷地に、投資額約42億円をかけて現工場の約3倍規模で建設している。生産能力は現状の2倍以上となり、同社ではこれまで小型農機械を中心に製造してきたが、新工場では重量5トン前後の中・大型機なども製造する。国内だけでなく、海外への販路も拡大していく。新たに100人規模の雇用を計画。名称は「演歌の森」になる予定で、将来的に現工場は閉鎖する。同社では「従来の工場のイメージを払しょくし、若い人たちが集まる工場にしていきたい」と話している。
包行社長はうきは市出身。1980年2月18日生まれの41歳。帝京大学法学部卒。趣味はラグビー。
同社は1955年12月設立。資本金1億円。従業員数278人。18年12月期売上高64億1千万円。