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「県民誰もがいい医療を受けられるように」  松田峻一良福岡県医師会新会長に聞く


 社団法人福岡県医師会(福岡市博多区博多駅南2丁目)の松田峻一良会長((医)永聖会松田病院理事長)は、5月31日、ふくおか経済7月号のインタビューに応じ、抱負や今年度の事業方針を語った。
 松田会長は2006年から県医師会の専務理事を務めており、横倉義武前会長の日本医師会副会長就任に伴って、5月1日付で新会長に就任した。福岡市東区出身で、1948年1月3日生まれの62歳。聖マリアンナ医科大学卒。就任の抱負を「医療が崩壊寸前といわれる激動の時代なので、しっかりと先を見据えて県民の皆さんの医療、医療従事者の生活を守っていかなければいけないと考えている。団結、継続、刷新をモットーに県民の誰もがいい医療を受けられるように全力で取り組んでいく」と語った。
 今年度、重点的に取り組む事業の一つに、7月の参議院選挙を挙げ、「会員が一枚岩となれるような戦いをしたい。国会議員は私たちの代弁者なので、それを踏まえて活動をする」と述べた。
 また、がん検診の受診率を引き上げることを目標とし、子宮頸がん、乳がんで受診率アップを目指し、市町村を越えた検診体制の整備に取り組むことを強調した。
 福岡県医師会は県内の約7千人の医師が会員。地域医療や医学・医術の向上、会員の情報共有限会社などの活動に取り組んでいる。