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「物流×産学連携プロジェクト」を九州に拡大 大阪のコクヨサプライロジスティクス


週刊経済2025年9月24日発行号

久留米大で次世代人材育成

文房具メーカーを中核とするコクヨグループの物流機能を担うコクヨサプライロジスティクス㈱(大阪市東成区大今里南6丁目、若林智樹社長)は9月、2025年度「物流×産学連携プロジェクト」において新たに九州エリアでの展開を開始した。

同プロジェクトは、学生の視点から物流を再認識し、新たな気づきを得ることで持続可能な物流の実現に貢献するとともに、大学生の学びを支援し物流業界への理解と関心を深めることを目的に21年からスタート。今年度は、これまでの首都圏・近畿地区に加えて新たに中部・九州地区へも展開する。九州地区では、久留米大学(久留米市旭町、内村直尚学長)やパートナー企業の久留米運送㈱(久留米市東櫛原町、二又茂明社長)と連携。久留米大の近江貴治教授と木下和也教授のゼミにおいて、プロジェクトが設けた5つのテーマごとにグループに別れ、ピッキングや梱包などの見学・体験を通して多角的な視点での課題解決に向けて研究。11月に中間発表を経て年末に最終報告会を予定している。

同社は、2007年7月設立。資本金1億円。従業員数251人(25年4月時点)。㈱コクヨの100%子会社。24年12月期売上高は186億円。