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「姿勢が良くなる椅子」がグッドデザイン賞を受賞  プロダクトマーケッティングサービス


製造体制なども評価

ノルウェー発バランスチェアの製造、販売を手掛ける㈱プロダクトマーケッティングサービス(福岡市中央区薬院4丁目、坂本東治社長)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
グッドデザイン賞とは、製品や建築、ソフトウエア、システム、サービスなどさまざまなものに贈られるもので、理想や目的を果たすために築いたものごとを「デザイン」と捉え、その質を評価、顕彰している。受賞後は「Gマーク」を使用することができる。10月1日に発表された2020年度のグッドデザイン賞は、審査対象数4769件の中から974社、1395件が受賞した。同社が受賞したのは姿勢が良くなる椅子「バランスイージー」。価格は3万9690円(税込)。一般的な椅子は背もたれに寄りかかりやすく背中が曲がりやすいが、同製品には背もたれがなく上体と太ももの角度が約120度に開いて座れるように膝を置くクッションが付けられている。そのため立っている時と同様に体幹で体を支え自然に姿勢がよくなるようなデザインが特徴。審査ではコロナ禍で在宅ワークやステイホームが続く中、腰に負担がかからず座ると姿勢が良くなる椅子として20万人以上のユーザーから支持されている点や、ノルウェーの発明者から正式にライセンスを受け、国内製造し物流コストを抑えた製造体制やオプション品、アフターサービス体制の構築などが評価された。同社は「発売後30年にわたり、実績を積みあげてきたバランスイージーの魅力がさらに評価された。背もたれが無く、サイズがコンパクトで机の下に入ることも評価を得ている」としている。
同社は1997年8月設立。資本金1千万円。決算期5月。従業員7人。

2020年10月20日発行