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「地域商社」実現へ、井筒屋、北商と連携 北九州市
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週刊経済2025年12月3日発行号
第一弾はトマト使った新商品展開
北九州市は11月25日、地域産品の磨き上げや販路拡大を図る「地域商社」構想の実現に向け、地元デパートの㈱井筒屋、北九州商工会議所と連携することで合意した。
「地域商社」は井筒屋が今年度からスタートした中期経営計画に盛り込んだ構想で、地元の魅力ある産品の発掘・改良・新規開発・地域内外への販路拡大を担う専門部署を新設し、地域経済・社会への発展に貢献していくとしている。実現に向け、3月には実際に専担組織を新設した。この構想を支援するため、北九州市は市政面からのサポートや関係機関との調整を担い、北商は地元企業・事業者との橋渡しや意見収集、専門家派遣等の伴走支援を担う。
構想第一弾商品として、地元産のトマトを使ったチーズ大福や出汁おでん、ぬかだきソースなどが紹介された。井筒屋の担当者は「近郊自治体の地域商社モデルを参考に、地域内外への卸を含めた販路拡大を進めていきたい」と戦略を話した。

