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PHR利活用推進などの実証調査事業に参加 総合メディカル


週刊経済2024年10月23日発行号

心不全症例の課題に取り組む

調剤薬局運営、医業経営コンサルティングなどの総合メディカル㈱(福岡市中央区大名2丁目、坂本賢治社長)は10月4日、経済産業省「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進などに向けた実証調査事業」への参加を発表した。
同事業に採択された医療関連サービスの㈱カケハシ(東京都港区、中尾豊社長)が取り組む「心不全症例の患者フォローアップと再憎悪、再入院の予防」の課題に参加するもので、がんと心不全の患者を対象に副作用の重篤化や疾患の再憎悪を防ぐため、患者ごとに個別化されたデータ「Personal Health Record(以下、PHR)」を薬局が取得し、その情報をもとに各医療機関と連携して患者フォローを実施していく。総合メディカルが運営する「そうごう薬局」グループの対象店舗でPHRを取得し、地域の医療機関とともにPHR活用を通じた治療効果の最大化を目指す。
同社では「“みんなの健康ステーション”として、健康を願う全ての人々をサポートし『よい医療を支え、よりよい社会づくり』に貢献していく」と話している。