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Ｍ＆Ａで介護事業に本格参入 　リファレンス　　　 長崎の社会福祉法人、鹿児島のサ高住を取得

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　７０棟以上の自社ビルを持ち不動産賃貸、貸し会議室を展開する株式会社リファレンス（福岡市博多区博多駅東１丁目、相部光伸社長）は、１月１日付で社会福祉法人（長崎市）を買収、同月６日にはサービス付き高齢者向け住宅（鹿児島市）を取得し、介護事業に本格参入した。
　単身者向けの賃貸住宅事業を展開する中で、独身者の幅が広がり将来的な単身高齢者の受け皿が必要と考えたことから介護事業に参入。今後もＭ＆Ａを基軸に展開し、ノウハウを蓄積できれば自社でのサービス展開を検討していく。
　買収したのは長崎市牧島町の介護老人福祉施設「牧島荘」を経営する社会福祉法人敬天会。牧島荘の敷地面積は約１万平方m、平屋建てで延べ床面積は約５０００平方m。ベッド数は８８床で、四方を海に囲まれているのが特徴。また、取得した鹿児島市上荒田町のサービス付き高齢者向け住宅「コンフォート上荒田」はクリニックや調剤薬局、デイサービス施設を併設し、敷地面積は１７３０平方m、１０階建てで延べ床面面積は７８２０平方m。居室は８０戸。いずれも買収額・取得額は非公表。
　同社は１９９６年２月設立。資本金１億円。従業員約１８０人。２０１７年１月期の売上高は３１億円を見込んでいる。