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JR博多シティの物流業務を受託  佐川急便九州支社    納品トラックは4分の1に集約


 佐川ホールディングスグループ株式会社(京都市、栗和田榮一社長)の佐川急便株式会社九州支店(福岡市博多区井相田2丁目、柴田和章支社長)は5月12日、3月3日に開業したJR博多シティ館内の物流業務を博多ターミナルビル株式会社から受託した。
 同社は同ビルの物流事業立ち上げ当初からプロジェクトに参加しており、今回の受託につながった。同社では九州自動車道福岡IC近くの福岡流通センター(糟屋郡粕屋町)の一部をJR博多シティ向け物流拠点にし、全国から運送される荷物を同センターに搬入。一時保管し、店舗ごとに仕分けた後、同社の車両で定期的に駅ビル地下の物流センターに持ち込む。さらに同社スタッフが各店舗に荷物を配達する。また、阪急百貨店向けには子会社の株式会社ワールドサプライ(東京都)が納品代行する。
 同社では「乗り入れする納品用のトラックを1日当たり百台から4分の1の25台に集約する。CO2排出量を大幅に削減し、環境負担を低減するとともに、JR博多駅周辺の交通渋滞を緩和できる」と話している。
 JR博多シティは、東急ハンズをはじめ230の専門店ゾーン「アミュプラザ博多」、九州初出店の百貨店「博多阪急」、国内最大級のレストランゾーン「シティダイニングくうてん」などで構成する地上10階・地下3階の駅ビル。開業後3カ間の来店客数は1726万人で、1日平均19万人と想定の1・9倍で推移している。