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GISマーケティング事業会社を子会社化  ゼンリン 社長に山下ゼンリン商品制作本部長


 地図情報会社の株式会社ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、高山善司社長)は4月1日付で地理情報システム(GIS)マーケティング事業を展開する株式会社JPS(東京都、平下治社長)の子会社株式会社JPSマーケティング(同、横田歩社長)の全株式を取得した。
 GISマーケティングとは、地図に各種統計情報や位置情報などをマッピングし地域特性を分析することで出店計画や需要予測につなげる営業支援手法。これまでゼンリンとJPS社は09年に業務提携を結び、マーケティングコンテンツを共同開発し、エリアごとの分析や建物単位での情報把握を実現するなどGIS事業を推進してきた。その中で、ゼンリンは中長期経営計画で住宅地図データベースを活用したGIS事業を最優先事業として位置付けており、今回専門の会社として設立しグループに組み込むことで、営業力、技術力を強みとし効率的な顧客ニーズへの対応体制を整える。
 株式会社ゼンリンジオインテリジェンスとして同社の完全子会社となり、社長には長年GIS事業に携わってきた山下弘記ゼンリン執行役員商品制作本部長が就任した。JPSマーケティング社は、JPS社の事業を吸収分割で承継している。
 ゼンリンジオインテリジェンスは2016年4月設立、資本金1000万円、従業員16人。