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ALSOKと共同で高齢者の見守り事業  第一交通産業グループ    北九州市で実証実験


 第一交通産業グループ(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、大手警備会社の綜合警備保障(東京都港区元赤坂1丁目、青山幸恭社長、以下ALSOK)と協定を結び、8月1日から北九州市で高齢者の見守り事業を始める。
 社会貢献の一環で、今年4月にALSOKが開発した「みまもりタグ」を使った「位置情報提供システム」を活用し、認知症などで徘徊して行方が分からなくなった高齢者の早期発見と保護を図る。第一交通産業側は、北九州市内のタクシー乗務員をはじめグループ社員など約1000人のネットワークを生かし、位置情報を提供する。
 同システムは小型軽量のBLEタグ(近距離無線通信タグ)を携行した高齢者と専用アプリをインストールしたスマートフォンがすれ違った際に、位置情報機能を活用して自動的にサーバーに位置情報を蓄積する仕組み。保護者は申し込んだタグの位置情報の履歴を確認することができ、高齢者の捜索に役立てたり、高齢者の近くにいる協力者に情報提供を呼びかけたりすることができる。
北九州市では、来年7月末までの1年間をボランティア期間として試験的に実施。タグは専用シューズに装てんでき、当初100個(最大300個)を希望者に無償配布。期間終了後も継続する場合は月額200円の管理料で利用でき、配布したタグは譲渡する。また、専用アプリのインストールは、両グループの社員、家族からスタートし、有志企業や自治会などに協力を呼びかける。両グループの得意分野を生かして地域で見守るための仕組みの構築を支援し、将来は全国に広げていく方針。なお、協定の名称は「高齢者・子どもの見守りに関する包括提携協定」で、将来は子どもにも対象を広げる考え。