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9月に会員制の洋服懸賞サイト開設  サラ    同時期に展示会サイトも


 縫製工場の株式会社サラ(福岡市博多区吉塚8丁目、迫田英敏社長)は9月1日、会員制の洋服懸賞サイトを開設する。
 サイト名は「タダ服・com」。提携するメーカーから婦人服、紳士服、子供服などを提供してもらい、ユーザーは会員登録後、フェイスブックやツイッターを通じ商品の情報を発信することで洋服を無料で手に入れられる仕組み。当選者はコンピューターによる自動抽選ではなく、メーカーがエントリーしたユーザーのブログなどを閲覧し選ぶ。スタート時は、メーカー20社と提携し50型以上の提供を目指している。30~40代の女性をターゲットにアクセス数を増やし、メルマガ配信やバナー広告の収入で3年後に年商4億円を目指す。
 また、同日にデザイナーとバイヤーのマッチングを目的としたサイト「展示会・com」を開設する。デザイナーなどの出展者は月額1950円から利用でき、作品のほかブランドコンセプトを動画で紹介するコンテンツを備える。マッチングが成立した場合の手数料は一切かからず、メルマガ配信やバナー広告の収入で3年後に年商2億円を見込んでいる。迫田社長は「今までにないシステムで、作り手と消費者をつなぐ役割を果たしていきたい」と話している。
 同社は2003年7月設立、資本金1000万円、決算期6月、従業員6人。縫製工場のほか、アパレル個人ブランドの立ち上げ支援を業務としている。迫田社長は福岡市博多区出身。1972年10月2日生まれの41歳。趣味は野球。