NEWS
- 地域
9・3%増収も売上総利益率低下で減益 ヤマエ久野 通期利益予想を下方修正し減益に
Tag:
食品関連と住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野株式会社(福岡市博多区博多駅東2丁目、田村哲丸社長)の2013年9月の中間期連結決算は、売上高が前年同期比9・3%増の1686億400万円、営業利益が47・9%減の8億3300万円、経常利益は41・0%減の10億6300万円と増収減益となった。
主力の食品関連事業で昨年11月に東京都のマルゼン商事株式会社をM&Aで子会社化したことや、各事業での新規取引先の獲得や既存取引先でのシェアアップなどで売上高は前年同期と比べて143億2300万円の増収となったが、利益面は売上総利益率の低下や物流に係る経費などの増加で、営業利益、経常利益ともに大幅減となった。期中の純利益も41・4%減の4億7500万円と減益だった。
通期の連結業績は売上高が従来予想の3300億円から3500億円と200億円積み増す一方、利益面では競争激化などに伴う売上総利益率の低下や物流経費の増加などが引き続き予想され、経常利益を42億円から31億円に下方修正し、前期比1・7%の増益から一転して24・9%の減益見通しとなった。