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7月21日に福岡都市高環状線が全通  福岡北九州高速道路公社    通称は「環状線」に


 福岡北九州高速道路公社(福岡市東区東浜2丁目、渡口潔理事長)が建設中の福岡都市高速環状線(全長35キロ)が7月21日に全通する。
 当初は2012年中の開通を目指し、博多湾沿いを走る1号線と市西南部を走る5号線が接続する福重ジャンクション(以下JCT、同市西区福重)の未使用部分(0・9キロ)の工事を進めていたが、昨年末までに終了した「外回り」(時計回り)、「内回り」(反時計回り)の橋げたの架設作業以降、仕上げ工事が順調に進んでいることから前倒して開通。これにより東京の首都高速都心環状線に次ぐ国内2番目の双方向型高速環状道路が福岡市に誕生する。
 また開通後は環状化する部分の通称を「環状線C」(Cはcircleの頭文字)とし、そのほかの区間では香椎東出入口―千鳥橋JCTを「香椎線1」、月隈JCT―水城出入口・太宰府ICを「太宰府線2」、豊JCT―空港通出入口を「空港線3」、貝塚JCT―福岡ICを「粕屋線4」と分かりやすい名称にすることで利便性向上を図る。
福岡都市高速は1971年に着工、総事業費は8680億円、今回の環状線化で供用区間の総延長は56・8キロとなる。