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7月に豚肉加工工場2施設を稼働 浦ファーム 月間5トンを精肉、加熱加工
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養豚農家の有限会社浦ファーム(糸島市板持、浦正克社長)は、本社近隣地で建設している2つの豚肉加工工場を7月に稼働する。
加工販売の比重を拡大し、市場価格に影響を受けにくい付加価値の高い商品づくりをすることで、収益性の向上を図る。
同社が生産した豚肉のうち約2割は、子会社の株式会社伊都の宝(同)が精肉加工し、小売店や飲食店に販売してきたが、残りの8割は相対取引で販売するため、飼料代の高騰や市場価格の低下の影響を受け、収益確保が困難だった。そのため、自社での加工販売のシェア拡大を図り、昨年10月に6次産業化法の認定を受け、小屋と納屋を改装し、加工生産体制を拡充した。これまで相対取引していた豚肉の25%を加工販売する。
精肉加工工場は約70平方mで月間4トンを、加熱加工工場は約40平方mで月間1トンを豚足煮、角煮、ホルモン煮などに加工販売する。また工場の敷地内には約70平方mの資材倉庫も新設した。販売先は飲食店や、スーパー、百貨店など「安全でおいしい食材にこだわることに共感してもらえる取引先を開拓していきたい」という。来年以降、いのししの肉加工にも着手する計画。