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7年ぶりのゾウ、1カ月遅れて一般公開 福岡市
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週刊経済2024年12月11日発行号
公募の名前を披露
福岡市は11月30日、ミャンマーのヤンゴン市から受け入れたゾウ3頭を福岡市動物園で公開した。「はなこ」が亡くなった2017年以来、7年ぶりのゾウを見にきた来園者は歓喜の声を上げた。
ゾウは1933年開園の旧福岡市動植物園(現在の馬出小学校周辺)の門構えにも採用された象徴的な動物。市は昨年12月にミャンマーのヤンゴン市からゾウ4頭を受け入れ、一般公開に向けた準備を段階的に進めていたが、12歳のメス1頭が慣らし飼育中に急死したため、当初の予定より1カ月遅れの公開となった。
ゾウの名前は応募総数6408件の中からミャンマーの森をイメージした和名が選ばれ、22歳のメス(母)は「ゆずは」、3歳のメス(子)は「わかば」、14歳のオスは「あお」、亡くなった12歳のメスは「すい」と名付けられた。ゾウ公開で見込んでいる来園客数は、平日は3〜4千人、週末は8千人。
川越浩平園長は「無事に公開の日を迎えられて本当に嬉しい。造成したゾウ舎の坂を登る様子など、迫力ある姿を楽しんでほしい」と話した。