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5期ぶり減収も経常益は増益確保  カンサイ    売上高2・7%減の283億円


 電設資材卸売の九州最大手、株式会社カンサイ(福岡市博多区東比恵3丁目、忍田勉社長)の2016年3月期決算は、売上高が前期比2・7%減の283億700万円で5期ぶりの減収、経常利益が0・2%増の8億9800万円で5期連続の増益となった。 
 14年度上半期まで増収をけん引してきた太陽光発電システム関連の需要が激減する中、主力の電材事業部が各営業所トータルで前期比100%の売り上げを達成したが、グループ会社向けの卸販売が前年を下回り、前期比7億7300万円の減収となった。一方、経常利益は営業所毎に利益率向上に努めた結果、微増ながらも増益を確保し4期連続で過去最高を更新した。当期純利益も4・0%増の5億9500万円で前年に続き過去最高だった。
 株式会社カンサイホールディングス傘下の他の事業会社の売上高は、電材卸では株式会社日進商会が11・8%減の15億5200万円、九州昭和株式会社が19・4%減の13億4500万円、株式会社カンサイ南九州社が25・9%減の8億5800万円と3社が減収だったが、14年7月に設立し、初の通期決算となったエコプラス株式会社(山口県下関市)は前期比2・1倍の6億7100万円と大幅増収となった。昨年7月に事業譲受に伴い設立した株式会社昭和電光(博多区板付)は1億7000万円だった。
 このほか防災関連や電話工事など弱電工事全般の株式会社ロッコウアトムは大型案件が減少し10・8%減の10億1800万円。住宅設備機器販売・住宅リフォームの株式会社カンサイしんこうはマンション向け住設機器が好調で15・7%増の14億9200万円となり、3期連続で過去最高を更新した。また、関連会社の配電盤・分電盤製造の三葉電機工業株式会社も受注好調で4・2%増の22億8800万円となり、グループの単純合計売上高は377億100万円となった。
 今期単体売上高は前期比5・5%増の298億5000万円を計画しており、忍田勉社長は「今年4月カンサイHDに経営戦略室を新設し、電気だけに捉われない総合的なエネルギーマネジメントシステムの提案営業をグループ全体で推進していく」と話している。