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5年連続で1億人を突破し増加  14年県観光入込客推計調査    外国人は121万人


 2014年の福岡県観光入込客数は前年比2・4%増の1億982万人で、5年連続で増加した。2009年には19年ぶりに減少したが、10年以降は1億人を突破して増加を続けている。
 県商工部観光・物産振興課がまとめた推計調査によると、このうち日帰り客は同2%増の9967万人で、宿泊客は同4・5%増の1012万人だった。また、県内入込客は同0・2%増の7210万人で4年ぶりの減少が再び増加に転じた。県外客は同4・4%増の3683万人で6年連続の増加。消費額は同9・6%増の5431億4500万円で5000億円を突破し、5年連続の増加となった。一人当たりの消費額は4947円だった。
 また、海外からの入国外国人数は同29・5%増の121万2968人で3年連続の増加。3年連続で過去最高を更新し、初めて100万人を超えた。特にアジアからの入国者は同18・6%増の103万854人と前年に続き好調で、なかでも中国が同72・4%増の11万6692人で高い伸びを見せ、3年ぶりの減少から増加に転じ4年ぶりに10万人を突破した。また、タイも同87・5%増の4万2057人と大きく伸びた。最多は韓国の57万5181人で同3・1%増。また、欧米ではアメリカがトップで、同4・9%増の2万1459人だった。
 県内の主要観光施設の利用者数は次の通り。
 ▼JR博多シティ4843万人(3・1%増)▼キャナルシティ博多1530万人(4・8%増)▼マリノアシティ福岡600万人(3・1%減)▼博多リバレイン(イニマニマニモ)339万6000人(38%増)▼小倉都心地区(北九州市)546万7000人(6・1%増)