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5億7000万円かけ糸島市の本社工場を増築 五洋食品産業 11月完成、生産能力は3倍に
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冷凍洋菓子製造販売の五洋食品産業 (糸島市多久、舛田圭良社長)は総投資額5億7000万円かけ本社工場を増築している。今年5月着工し、11月の完成を目指す。
販路拡大に伴う生産体制の強化で、同社は今年5月までに3年間かけて総額3億円の生産設備を更新。生産能力向上により原価低減を図っており、今後は海外への本格進出、工場見学などにも対応した「見せる工場」化で、一般消費者への認知度向上を図り、新しい市場の開拓を強化する。本社工場の敷地面積は約5500平方mで、現建屋は平屋建て約2100平方m。増床部は現建屋に接続した3階建ての延べ床面積約1800平方mで、従来の2倍の広さになる。1、2階は冷却設備を導入した凍結ライン、新包装ライン、3階は新事務所で、これまで事務所だった既存建屋は、ガラス張りにリニューアルし、工場見学受け入れ、洋菓子教室などのCSR向上に向けたコミュニティースペース、商談室、開発室になる。そのほか、人員増に備え、更衣室や通用口の拡大、セキュリティーシステム強化を図っている。生産能力は3倍で売り上げ40億円を見据えた工場になる。舛田社長は「メイドイン日本を海外に売り込み、また国内では受注拡大、エンドユーザーへのアプローチも強化していく。現工場を稼働させながらの増床で今期売上高は前期比11・6%増の20億円を見込んでいる」と話している。
同社は資本金1億円、従業員約70人、売上高は18億7000万円(2016年5月期)。