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4月-6月期の景況判断はマイナス17・3 福岡財務支局 3期連続で悪化
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福岡財務支局(森山茂樹支局長)は6月13日に発表した法人企業景気予測調査によると、今年4月から6月までの景況判断は前期(1月-3月)に比べ、10・9ポイント減のマイナス17・3と3期連続で悪化した。
業種別では、製造業が前期のマイナス15・4ポから7・3ポイント増のマイナス8・1までマイナス幅を縮小させたものの、非製造業は前期のマイナス3・5ポイントからマイナス幅が17ポイント拡大、マイナス20・5まで大幅に悪化した。消費の伸び悩みが続いていることや4月に発生した熊本地震の影響で観光業が打撃を受けたことが影響したと見られている。ただ、先行きについては、7月から9月までが全産業で3ポイント(製造業6・2P、非製造業1・9P)、10月-12月が全産業で4・1ポイント(製造業6・8P、非製造業3・2P)まで上昇に転じるとされている。
また、企業別では大企業(資本金10億円以上)が前期比14・9ポイント減のマイナス15・6、中堅企業(資本金1億円以上10億円未満)は同16・6ポイント減のマイナス22・7、中小企業(資本金1000万円以上1億円未満)は同6ポイント減のマイナス14・9といずれもマイナス幅が悪化した。
一方、収益面では、通期の売上高見通しが全産業で2%増収(製造業0・9%増、非製造業2・8%増)、経常利益の通期見通しは全産業で7・6%減益(製造業16・6%減、非製造業2・3%減)の増収減益。設備投資の見通しは全産業で14・9%増(製造業14・6%増、非製造業15%増)となっている。