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30品種を扱う無洗米発芽玄米のサブスク開始 オーレックホールディングス
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週刊経済2025年4月9日発行号
3合パックの定期宅配
乗用草刈機、自走式草刈機開発製造を中核企業にもつ㈱オーレックホールディングス(八女郡、今村健二社長)は3月3日から無洗米発芽玄米サブスクリプションサービスを開始した。
「草と共に生きる」をブランドコンセプトとする同社では、有機農法の一つである草生栽培を実現する農機づくり推進。その中で栄養価の高い玄米の認知度向上と農家の課題を解決するため、同サービスに着手した。無洗米発芽玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含む玄米をわずかに発芽させることで食感と機能成分を増加させるという。発芽させる過程で、流水で洗って汚れを落としているため洗米する必要がなく調理しやすいとされている。同社では全国約20の自然栽培・有機栽培農家と直接契約し、栽培期間中農薬化学肥料不使用や有機JAS認証玄米を無洗米発芽玄米に加工。計量、洗米、浸漬を必要としない個包装3合パックの定期宅配サービスとしてオンラインで提供する。サービス名は「mybrown(マイブラウン)」。30品種を取り扱い、利用者にはランダムに選ばれた商品が定期的に届く頒布会(はんぷかい)制。1パックあたり450g。4パック4980円、8パック9780円、12パック1万4580円。配送エリアは全国で何週ごとの配送を選択できる。同社では「白米という固定概念を取っ払い、玄米という新たな選択肢によって人々の健康を支えながら、農家の課題を解決していく」と話している。