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3社で「連携事業継続力強化計画」 丸信
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週刊経済2025年3月26日発行号
北海道2社と災害発生時に協力体制
食品向け包装資材の販売、シール・パッケージ印刷の㈱丸信(久留米市山川市ノ上町、平木洋二社長)は2月17日、九州経済産業局から北海道2社との「連携事業継続力強化計画」が認定された。福岡と北海道の事業者同士ならびにシール事業者同士の連携は初。
「事業継続力強化計画」は中小企業や小規模事業者向けの防災・減災の事前対策計画で、認定企業は「補助金(ものづくり補助金など)の優先採択」や「低利融資」などのメリットがある。連携したのは昭和レーベル印刷工業㈱(札幌市西区)、プラス化成工業㈱(札幌市手稲区)。自然災害発生時に従業員とその家族の安全確保や、事業の早期復旧などを目的に協力体制を築く。計画内容は自然災害発生時の従業員や顧客などの避難・安否確認の手順を事前に取り決め、マニュアル化した冊子などを配布する。また、被害状況の把握と被害情報を共有する手順や、要請に応じて復旧などに必要な人員の派遣、被災していない他社の設備や機器の利用について協議することなどを盛り込んでいる。
同社では「計画内容は今後も必要に応じて見直し、連携3社で災害時の危機対応力を高めることで万が一の発災時でも事業継続できる協力体制を強化していく」と話している。
同社は1968年6月設立、資本金4500万円、従業員数500人、売上高119億3960万円(2024年2月期)。