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3月23日の開通に向け、工事は最終段階に 東九州自動車道 苅田北九州空港―行橋間8・6キロ
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NEXCO西日本(西日本高速道路株式会社)が建設中の東九州自動車道・県内工事区間のうち、3月23日に開通する苅田北九州空港―行橋間の工事が最終段階を迎えている。
開通区間は京都郡苅田町から行橋市までの約8・6キロ区間。上下各1車線ずつの暫定2車線で開通する。現在、区間内の約4割を占める3つのトンネルでは、照明器具や電気通信設備、ドライバーの視認性を確保する安全対策の工事が行われているほか、トンネル外の明かり区間でも舗装工事がほぼ終了。上下1車線という道路の特性を考慮し、中央帯への安全ポールの取り付け作業やバスレーンの整備などが行われており、2月12日に行われた国土交通省の最終審査もクリアした。
同区間は、北九州市と行橋市を結ぶ唯一の自動車専用高速ネットワークで、救急医療活動の向上や物流機能の強化などが期待される。また、今回の開通に先駆け、行橋インター(IC)からのアクセス道路も整備されており、3月9日には北九州国道事務所が整備していた国道201号バイパスが開通する。
県内の東九州自動車道区間では、行橋―みやこ豊津間7・4キロが来年度中の開通を目指し、工事が進んでおり、現在、ETC専用のスマートICが併設される今川パーキングエリアをはじめ、今川橋や祓川橋付近の工事が急ピッチで進んでいる。北九州市を起点に大分、宮崎両県を経て、鹿児島市に至る延長436キロの東九州自動車道では、3月8日に九州地方整備局が整備を進めてきた宮崎県延岡市の北浦―須美江間6・4キロ、3月16日にはNEXCO西日本が整備していた日向市と都農町を結ぶ日向―都農間約20キロが開通するほか、大分県の佐伯―蒲江間が計画よりも1年早い来年度中の開通が決定しているなど、未着工区間での開通に向けた動きが加速している。