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2回目の「環境私募債」1億円発行 FYC 社債としては5回目
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動植物性油脂原料や製品などの商社、株式会社FYC(福岡市中央区港2丁目、田川政一社長)は9月18日、西日本シティ銀行保証付きの「環境私募債」(無担保私募債)1億円を発行した。5回目の社債発行で、環境私募債としては昨年9月に続き2回目。
環境私募債は同行が環境に配慮した経営を行っている企業を対象に昨年2月から受託を開始。通常の私募債よりも発行コストを優遇しており、同社はもより有利な条件で長期の資金調達が可能となり、社内外に対して財務内容の健全性だけでなく環境問題への取り組みもアピールする。期間は5年(定時償還)。
同社は1963年8月創業、66年4月設立。資本金5376万円。従業員18人。動物性油脂・骨紛などの肥飼料原料としての畜産副産物の卸売業者として九州トップ級。73年に加工メーカーである南国興産株式会社(宮崎県都城市)を設立し、畜産副産物、家畜排泄物、食品副産物など有機資源再利用の製造から販売までの一貫体制を構築。グループ会社で食品やペットフードも展開し、農畜産物や食品分野における副産物の開発・高度利用で業容を拡大している。09年3月期売上高は133億6700万円。07年8月には同行を主幹事とする総額16億円のシンジケート方式によるコミットメントラインの契約を参加金融機関6行と締結。