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18億円かけ医療ロボ等医療研究施設を建設  九州大学     九大病院内に5階建てで


 九州大学(福岡市東区箱崎6丁目、有川節夫総長)は同市東区馬出3丁目の九大病院地区内に、総事業費18億円をかけ、医療ロボットなど最先端医療技術の研究施設「先端融合医療研究開発センター(仮称)」を建設する。
 7月に経済産業省の「先端イノベーション拠点整備事業」に採択され、同大が建設するもので、着工・完成時期は今後検討していく。機械メーカー、製薬会社と共同で内視鏡ロボットなど研究開発し、実用化に向けた臨床試験、治験までを一貫して実施する。5階建てで、延べ床面積約5000平方m。事業費のうち12億円が支給される。また、九大内の高度先端医療センターなどの施設、薬学部・農学部・工学部での医療分野関連の研究成果を集約することで、研究開発機能を強化する。民間企業は田辺三菱製薬、日立製作所、島津製作所、安川電機などが参加し、センター内に研究施設を設置する。同大学では「企業と手を組むことで、商品化のスピードは加速するはず」と話している。