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17件で22件減、全国順位は7位に  09年上期県内工場立地    景気後退で大幅減


 2008年上期(1月1日~6月末)の福岡県内工場立地件数は17件で、前年同期を22件下回る大幅減となった。
 立地面積は34・2haで、同49・9%の大幅減。立地件数の全国順位は前年の5位から7位と順位を下げ、立地面積は2位から3位と下がった。用地取得費を含む設備投資予定額は323億円で同58・1%減で大幅減となったが、雇用予定数は1158人で前年を22・5%上回った。1件当たりの立地面積は2・0haで、設備投資予定額は23億円、雇用予定数は128・7人だった。業種別では、金属製品が3件で、前年の11件から大幅に減ったものの、前年と同数だった郵送用機械器具と並びトップ。飲料・たばこ・飼料が2件で続き、食料品、繊維、パルプ・紙・紙加工品、化学、ゴム製品、非鉄金属、一般機械器具、電気機械器具、電子部品・デバイスが各1件ずつ。自動車関連の立地は前年の15件から4件と大幅に減った。地域別では筑後7件(前年比同数)がトップで、福岡5件(同3件減)、北九州4件(同14件減)、筑豊1件(同5件減)の順。 期間中に福岡県内に立地が決まった主な企業には、住江工業株式会社(本社・京都府京田辺市、立地場所・行橋市、事業内容・列車、自動車用座席の製造)、クロシード株式会社(同・飯塚市、同・本社同所、同・新型インフルエンザ対策マスク、抗体マスクの製造)、ホクト株式会社(同・長野市、同・八女市、同・きのこ生産)、株式会社いしかわファルテック(同・北九州市小倉北区、同・本社同所、同・ラジエータグリルなどの大型プラスチックのメッキ加工)がある。