NEWS
- 地域
12月補正予算案に134億円 福岡県 給与引き上げや雇用創出など
Tag:
福岡県は11月20日、12月補正予算案を発表し、予算規模は134億3300万円となった。12月議会へ提出する。
補正後の今年度の予算規模は1兆6954億5600万円。主な内容としては、まず人事委員会の勧告に伴う給与改定費に48億1200万円。月給で平均0・25%、期末・勤勉手当も0・15%引き上げる。また事業費としては、まず緊急雇用創出事業(県28事業、市町村1事業)に28億2700万円を割り振る。成長が見込まれる中小企業への人材派遣を通じた事業「中小企業人材支援・経営力向上事業」や、県産農林水産物の直接取引を促進する人材育成「県産直接取引推進事業」などが新規事業となる。また、暴力団対策として「工藤会」関連事業対策費に6億7300万円を計上。捜査・保護警戒活動の強化や警察官の増員、車両の燃料費などを拡充した。また、知事及び県議の選挙には7億4800万円が組まれている。
小川洋知事は会見で、「最も予算を割いた雇用創出事業では、3094人の雇用を生み出す計画」と話したほか、12月議会と総選挙が重なることについて、「議会側としては、予定通り粛々と審議を進めていくと聞いている」としている。