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12月期は前年同期比増収・赤字縮小  シノケングループ    決算期変更で9カ月間実績


 投資用アパート・マンション販売、株式会社シノケングループ(福岡市博多区博多駅南1丁目、篠原英明社長)の09年度決算は、決算期変更で09年3月から12月の9カ月となり、売上高は119億8200万円で前年同期比8・8%増、経常損失は3億2400万円で同2100万円の赤字縮小となった。
 前々期(09年3月期)は、売上高がほぼ半減の151億円、経常損失は22億円と大幅な赤字になったが、昨年9月までに前々期末の在庫である評価損物件の処理が完了し、その後は粗利率が回復。10月~12月の3カ月だけで見ると営業利益、経常利益ともに黒字化した。前々期との比較では、営業損失は15億200万円、経常損失は13億4300万円縮小した。また昨年秋以降はマンション用地、アパート用地の仕込みを再開するとともに再販物件の購入も進めており、木造アパートでは今年3、4月から、マンションは今秋くらいから新規物件が完成し、売り上げ計上がでてくるという。1月からの今期は、前期で在庫処理が完了して販管費も圧縮できていることから、売上高165億円、営業利益7億5000万円、経常利益4億円、当期純利益2億4000万円と黒字化を見込んでいる。篠原社長は「不動産用地の仕入れについて金融機関の支援体制を確立しているので、それ以上の数字を目指す」と語っている。