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12月は0・6ポイント上昇し9・8%に  福岡市のオフィス空室率    生駒データサービスシステム調べ


 昨年12月期における福岡市内のオフィス平均空室率は、前回(昨年9月期)から0・6ポイント上昇し9・8%となった。空室率が上昇したのは昨年6月期以来半年ぶり。
 オフィスビル仲介業・シービー・リチャードエリス株式会社関連の不動産マーケティング・株式会社生駒データサービスシステム調べによるもので、調査区域は「天神」、「赤坂・大名」、「渡辺通・薬院」、「博多駅前」、「博多駅東」、「呉服町・川端」、「ももち」の七ゾーン。ゾーン別では「博多駅前」、「天神」、「渡辺通・薬院」の3ゾーンで空室率が上昇した。このうち「博多駅前」では、ゾーン外や新築ビルへの移転に伴う二次空室の顕在化が主な要因となり、前期比0・8ポイント上昇の11・9%となった。また「天神」では、空室を抱えて竣工したビルが見られたことや、高額賃料のビルからゾーン外への転出が相次いだ結果、同1・9ポイント上昇の7・7%となった。「渡辺通・薬院」では、今期竣工を控えた新築ビルにテナント需要が伴わず、さらにゾーン内・外への移転に伴う二次空室が増えたため、同1・2ポイント上昇の12・9%となった。
 前期に懸念されていた、移転元における二次空室や新規供給による空室顕在化が現実のものとなり、今期の空室率は上昇に転じた。同社では「来期以降、大型の新規供給が予定されており、需給ギャップはさらに拡大する可能性がある」と分析している。