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12年焼酎メーカー売上高1位は霧島酒造 帝国データバンク調べ 売上高合計は4年ぶりに前年超え
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株式会社帝国データバンク福岡支店(福岡市中央区舞鶴2丁目)が8月15日に発表した、2012年の焼酎メーカー売上高ランキングによると、売上高1位は、「黒霧島」を主力商品とする霧島酒造株式会社(宮崎県都城市、前年2位)が9年連続トップの三和酒類株式会社(大分県宇佐市)を抜いて、初めて売上高トップとなった。上位50社の売上高合計は前年比2・1%増の2849億7500万円となり、4年ぶりに前年を上回った。
1位の霧島酒造株式会社の主力商品「黒霧島」は、黒ブームの火付け役として全国的にも知られ、依然として高い人気を誇る。関東や関西地区の大都市圏でのブランド化にも取り組み、業務用のほか家庭用の需要も拡大。09年に販売を開始した芋麹焼酎「吉助」なども好調。11年11月には新工場が完成、安定した生産体制を整え、売上高は前年比6・1%増の515億7200万円を計上した。
2位の三和酒類株式会社は全国で高い人気を誇る麦焼酎「いいちこ」を主力商品に、関東、関西地区への大都市圏に営業を展開する一方、アジア、北米などへの輸出も行っている。12年4月にはペットボトルの容器を採用した「いいちこ」の販売を開始するなどして、売上高は前年比0・4%増の503億2500万円を計上。8年振りに前年を上回ったものの、2位に後退した。3位は、前年4位の雲海酒造株式会社(宮崎市)で、麦焼酎「いいとも」、そば焼酎「雲海」、芋焼酎「日向木挽」などを主力商品として積極的なCMを展開し、売上高は同2・3%増の179億4000万円。4年ぶりに前年を上回り順位を上げた。
増収企業は前年の11社から23社に倍増し、06年の26社に次ぐ過去5番目の水準となった。売上高上位10社の増収企業も前年の1社から6社に増加した。2011年3月に発生した東日本大震災に伴う消費自粛の反動増もあったと見られる。同社は「4年ぶりの前年超えとなったものの過去2番目の低水準で、市場としては厳しい状況が続くと見られる。消費者のニーズにマッチした新商品の開発やマーケティング戦略の展開などが今後の市場拡大のカギとなりそうだ」と分析している。
調査は同社の企業情報データベースに収録されている焼酎製造を主業とする焼酎メーカーで、売上高に占める焼酎比率が50%以上の全国の企業を対象とした。焼酎部門の売上高構成比が50%に満たない宝ホールディングス株式会社や、オエノンホールディングス株式会社はランキングから外れた。昨年に続き調査は10回目。九州・沖縄地区に本社を置く企業数は前年比1社減の45社で、うち鹿児島県が23社で最多だった。
上位50社は巻末の表の通り。

