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11月30日に合併賛否の住民投票  二丈町    最終決定は1市2町の12月議会で


 二丈町(筒井秀来町長)は、前原市、志摩町との合併の賛否を問うための住民投票を11月30日に実施する。志摩町は昨年11月に投票を実施して賛成多数、前原市は実施しておらず、今回の結果を踏まえて、12月に開かれる各市町議会での議決が事実上の最終決定となる。
 今回の合併論議では、今年1月に法定合併協議会を発足。8月末までに28の協定項目に関する実質的な審議を終えており、新市名称を「糸島市」、
前原市庁舎を「本庁舎」とし、志摩町役場を「志摩庁舎」、二丈町役場を「二丈庁舎」と称することなどを決めている。10月初めから各市町で住民説明会を開催中で、10月末までに終了する予定。二丈町の住民投票後、12月議会で合併議案が可決されると、来年初頭の新市移行調整会議(仮称)設置、県、国への法定手続き、電算システムの構築、事務の一元化業務、庁舎の移転準備を経て2010年1月の新市発足を予定している。
 なお、志摩町の住民投票は賛成多数だったが、投票率は52%で賛成3790票、反対3615票と僅差。今回の二丈町の投票結果が12月議会の合併審議に影響すると見られている。二丈町の有権者数は約1万1000人。