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10月31日から福岡―名古屋線を開設  静岡県のフジドリームエアラインズ    1日5往復


 静岡空港を拠点とする地域航空会社、株式会社フジドリームエアラインズ(静岡県牧之原市、鈴木与平社長)は10月31日、福岡―名古屋線を開設する。
 日本航空が撤退を決めている同路線を継承。ブラジル製小型旅客機エンブラエルERJ170型機(座席数76席)、同175型機(同84座席)を使用、1日5往復運航する。所要時間は名古屋発福岡行きが1時間30分、福岡発名古屋行きが1時間20分。普通運賃は大人片道2万3千円(小人1万2千7百円)。最大64%引きの事前購入割引運賃制度を導入、新幹線の通常運賃(博多―名古屋間1万78百円)に対抗する。年間17~18万人の利用を目指す。
 同社は、静岡市清水区に本社を置く物流業、鈴与の全額出資で08年6月24日に設立した地域航空会社。資本金4億5千万円。売上高は非公表。従業員数は約160人。静岡空港を拠点に札幌、小松(石川県小松市)、福岡、熊本、鹿児島線、札幌―松本線、福岡―松本線をそれぞれ運航、10月31日から福岡―名古屋線のほか、静岡―松本線、松本―鹿児島線(静岡経由)を新たに運航する。