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10月から法人向けの新セキュリティサービス  QTNet    ネット上での攻撃や情報漏洩を防止


 九州電力グループの情報通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社(略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)は、10月から法人向けにインターネット接続とクラウド型でセキュリティ機能を提供する「QT PRO マネージドセキュリティサービス」を提供開始する。
 同社では昨年9月、福岡空港近くに高信頼度で災害に強い建物・電源設備を備えた最新サービス提供拠点「サービスオペレーションセンタービル(SOCビル)」が完成。今年3月の約70人の技術者による24時間365日常駐体制としてグランドオープンするとともに、4月から法人サービスブランド「QT PRO」も立ち上げ、BBIQやVLANなどの従来の通信ネットワークサービスだけでなく、自治体や企業のICTシステム構築のサポートやクラウドサービスなど、多様なニーズに適応した最新サービスの提供を開始している。新サービスは同社が通信事業者として長年に蓄積してきた経験やノウハウを生かすとともに、情報セキュリティ分野において豊富な実績がある伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と協業して、インターネット上での攻撃や情報漏洩を防止するマネージドセキュリティサービスを提供する。
 新サービスは、クラウド型のため、顧客側にセキュリティ機器を設置する必要がなく、「ファイアウォール」、「不正侵入検知・防御」、「Sandbox」、「迷惑メール・ウィルスメール対策」、「WAF(Webアプリケーションファイアウォール)」、「DDoS対策」といったセキュリティ機能の中から必要な機能のみを選択可能となっている。SOCビルを含む自社センター拠点2カ所にシステムを分散し、冗長性を確保することで大規模災害時にも継続してサービスの提供が可能。また、セキュリティアナリストがセキュリティログを24時間365日監視し、セキュリティインシデント(問題として捉えられる事象)を検知した後、緊急性があると判断した場合は顧客への状況報告や対策案提示を実施する。さらに顧客に了解を得た上で通信遮断対応も実施。月次レポートや最新の脅威情報を閲覧できる顧客用のポータルサイトも提供するほか、オプションサービスとしてセキュリティコンサルティングサービス、脆弱性診断サービス、二次対応サービスとして、攻撃内容の分析、フォレンジック(事故原因特定)調査などを充実させている。
 企業や自治体においてはさまざまな業務がIT化され、より便利になる一方、万一、顧客情報が漏洩した場合、企業・組織のブランドイメージが失墜するなど、大きな被害や影響をもたらすリスクも秘めている。同社では「これまで法人客に対しデータ通信サービスやソリューションサービスなどを提供してきたが、より安心安全に、かつ便利に利用できるサービスを拡充し、顧客の事業活動をサポートしていきたい」と話している。