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1月、中国江蘇省に新工場完成  西部技研   投資額約4億円、全熱交換器など生産


 省エネ・環境保全装置機器製造販売の株式会社西部技研(古賀市、隈扶三郎社長)が、中国・江蘇省常熟市に建設していた新工場が、来年1月上旬に完成する。総投資額は約4億1000万円。
 同社は07年1月に、中国の同市に全熱交換器のほか、デシカント除湿機の製造子会社および工場を開設。このほど、同工場が手狭になったことと、今後も中国でビル建設時の省エネ対応として全熱交換器の高い需要が見込まれるため、既存工場と同じ工業団地内で新工場の建設を進めていた。新工場は敷地面積約1万2000平方m、建築面積約6000平方mで3階建て(工場1階、事務所3階)。既存工場の3倍の広さになる。完成後、旧正月が明けた来春に稼働させる考え。稼働後しばらくは工場の約半分を使い、全熱交換器のほか同社孫会社(スウェーデンにある同社子会社の子会社)の除湿機などを生産する。
 同社は、1965年7月設立。資本金は1億円。従業員は200人。08年12月期決算は売上高48億5000万円。隈社長は福岡市東区出身。64年5月1日生まれの45歳。福岡大学法学部卒。趣味はゴルフ、映画鑑賞、読書。