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1日あたりの利用者数は約7万6000人  有明海沿岸道路    開通5年、7・1キロ延伸が増加後押し


 九州地方整備局福岡国道事務所は3月18日、2008(平成20)年3月の開通から5年を迎えた地域高規格道路・有明海沿岸道路の1日利用者数を発表、昨年11月に調査した1日あたりの利用者数は、開通直後に比べて約2・4倍の約7万6000人(自動車専用区間のオンランプを通過した台数×2010年交通センサスによる車種別の算定基準=小型車1・54人、大型車1・17人)だった。
 大牟田市から大川市にかけて整備されている同道路は08年3月に大牟田―高田間(大牟田市~みやま市)、柳川西―大川東間(柳川市~大川市)の12・2キロが自動車専用区間として初めて開通以降、現在まで大牟田市の三池港―柳川市の徳益間16・9キロ、柳川市の柳川西―大川市の大川東間2・4キロの計19・1キロが自動車専用区間として供用しており、一般道路区間を含め27・5キロの連続走行が可能になっている。
 今回、発表した調査によると、大牟田―高田間の開通直後に実施した08年6月の調査で3万1300人、09年11月調査で1日あたりの利用者数は4万9000人、12年2月調査では6万1000人、大牟田市の三池港から柳川市徳益までの連続走行が可能になった柳川市大和南―徳益間開通直後に実施した12年10月調査では6万9000人と自動車区間の延伸に伴い、利用者数は増加傾向にあるとしている。
また、インターチェンジごとの断面交通量も増加傾向にあり、区間で最も交通量が多い大牟田市の健老インター周辺の断面交通量は開通当初の1日1万台から約2万台まで倍増しているほか、並行する一般道路(国道208号、県道83号)の交通量の約4割が有明海沿岸道路に転換が進んでいるという。
 そのほか、重要港湾・三池港の国際コンテナ貨物量も釜山航路が開通した06年に比べて25倍に増えていることや三池港から大川までの家具輸送時間が開通前の所要時間約1時間から約30分まで短縮されていることから、道路を軸にした後背圏の物流アクセス改善が進んでいることも指摘している。さらに調査では、有明海沿岸道路の沿線地域である大牟田市、みやま市、柳川市、大川市への企業や商業施設、大学などの進出が計41件に達していることも明らかにしている。
 同事務所が担当する県内区間では、柳川市の徳益―柳川西間(延長4・5キロ)、大川市の大川東―大川中央間(延長1・9キロ)で自動車専用区間の高架橋工事が進んでおり、2017年度の開通を目指している。

 熊本、佐賀への延伸希望は48%

 また、同事務所は今回、月1回の割合で道路を利用する福岡、佐賀、熊本3県の利用者を対象に今年1月に実施したアンケート調査(約1300人)も発表、今後の道路整備について、熊本、佐賀両県への延伸を希望する利用者は全体の48%と利用者の約半数が延伸を希望していることが分かった。このうち、大川東以西の佐賀方面への延伸を希望している利用者は26%、三池港以南の熊本県側への延伸を希望する利用者は21%だった。そのほか、一般道路として供用している柳川市の徳益―柳川西間の自動車専用区間を希望する利用者は21%、開通区間の4車線化を希望する利用者は14%に止まった。